ブルータスの「ラジオ特集」第2弾

http://magazineworld.jp/brutus/brutus-773/

ホント数年ぶりに立ち読みせずに買いました。
生粋のドケチ精神から本当に買うべき雑誌なのか、読みたい記事の分量と、それを立ち読みで捌ける時間はもう身体に滲みついてきてるので、もうこの年ですし、定期刊行されてる雑誌の読んでおくべき書き手のものとか興味深い内容のコラムとかガッチガチに固まってるじゃないですか。
そうなるとそこだけサクッと読んで(と言いながら1週間前ぐらいに1時間以上立ち読みしてたけど)結局、雑誌買わなくなっちゃうんだよね。

ブルータスのラジオ特集第2弾!
僕はテレビ凄い見てるよねとよく言われますが、1日平均で考えると一番多く触れているメディアは恐らくラジオでないかと思います。
ここに長文書くときもだいたいラジオ聞きながら書いてます。
そんな僕のおすすめラジオも後でちょこちょこ紹介しようと思います。

開くと目次に「5年ぶりのラジオ特集」とあって、勿論その5年前のものもよく覚えていて、その時はラジオが特集されている事が嬉しいなと思ったと同時に、
「ラジオ=過去の媒体」ってのを払拭しようと「新しいラジオ」というイメージをアピールしようと些か前のめり・煽った特集で、肩肘張ってるような違和感が少し淋しいなと思った記憶があります。
だって、ラジオは基本頑張らない媒体だからね。(こう書くと語弊があるかもしれないけど。勿論この5年の間には311があり、ラジオはその時かなり活躍しました。)

新しいものの良さというのは、常に古いものとの比較によって生まれるんです。バージョンアップして前使ってるものより使いやすくなったとか、出来なかったこんな事ができるようになったとか、そうやって人は「新しさ」という価値を実感するのです。
そう考えると「ラジオ」ってその「新しさ」を打ち出すのが苦手な媒体なんじゃないかと思います。
単純に「昔はよかった」というのがラジオを語るうえでの常套句になってしまっているし(今のパーソナリティの人も頻繁に使ってます。たけし、みゆき、鶴光とかね)、テレビというマスメディアに立場を譲ったりってのもあるからね。それがラジオの宿命だったというか。
一方で、僕が生まれる前から続いてる番組ってのも多くて、枠とでいうとニッポン放送のオールナイトニッポンとかTBSラジオのJUNKのも日替わりでパーソナリティが変わるという形で続いてきている長寿番組だし、大沢悠里のゆうゆうワイドなんて悠里さん一人で7200回を数える、なんて聞くともう途方もないです。

そういった意味でも、ラジオの「新しさ」って難しい。
そんな事を前回のブルータス・ラジオ特集を思い出しながも今ぺらぺらとこれをめくっていたのですが、今回このラジオ特集②を読みながら思うのは、そのラジオの新しさを知ってもらおうというスタンスを一度横に置いといて、「暇ならばラジオでも聴いてみてください」そんな今のラジオが持つコンセプトとリンクさせながら作られているのではという事です。

勿論これを好んで購買する人はラジオのリスナーが殆どだろうし、この特集が出るにあたってインタビューに答えたってラジオでしゃべっていたパーソナリティが色々な局にいたので、それで楽しみにしていたというのは日頃ラジオを聴いている人なんだけど。
でも僕は、この一冊の中に「今」のラジオの魅力が全て詰まっていると言えると思います。
それは「新しさ」という魅力とは少しずれた「今」なんだけど、これをふと手に取った日頃はラジオをあまり聴かない人も、等身大のラジオの現在地、今のラジオの有り様が集約されているのかなと思いこんだりしても大丈夫です。つまりこの一冊で今のラジオを理解するには十分なほどの情報が載っているということ。
それくらい隅々まで今のラジオシーンを写し込んでいる一冊になっています。僕はそれを強調しておきたかったです。
そんな、何ともお得な一冊なので、気が向いたら立ち読みしてみてください。

最後に僕が毎週欠かさず聴いてるおススメラジオ5選!

①TBSラジオ 荻上チキ・Session-22
(月〜木曜 22:00 – 24:55 金曜 22:00 – 23:55)
・チキりんが真面目な少しかたい番組ですが、社会の様々なニュースをいち早く取り上げる、聴いてるだけで勉強になる番組です。12時台は日替わりで面白いゲストの方が来てくれて話が聞けるのでそこだけで聴いても良いと思います。今話題のビットコインも僕は数か月前のこの番組で知ったりしました。

②ニッポン放送 宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD
(毎週火曜 22:00-24:00)
・昔からやってそうな番組と思いきや実はまだ始まって半年も経ってない番組。この番組のコーナーにリスナーからのメールで歌詞を募って卒業ソングを作ろうってのがあって(出来たの勝地涼が歌うんだけど)そこで頻繁に採用されてた「蒙古斑」というラジオネームの人が坂井真紀だという事が番組中に発表され(クドカン本人も知らずに)この劇団レベルの悪ふざけ凄いと思ったことがありました。

③J-WAVE Jam the WORLD
(月曜〜金曜20:00-21:50)
・これも帯で割と硬派なニュース番組なんですけど、J-WAVEということでお分かりの方もいると思いますが、FMラジオです。
そのFMっぽさを身体に入れたいって時に絶妙のバランスで話題を提供してくれるとても優秀な番組です。津田さんパーソナリティの火曜はほぼ聴いてますが、3月の改編で津田さん降りそうなところも注目ポイントです。あー今のAMっぽいとか、FMっぽい声出してんじゃねえよとかの「AMっぽい・FMっぽい」の区別がつかない人間とは正直僕は話をしたくないですね(笑)

④TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(毎週土曜日 22:00 – 24:30)
・特に冒頭2210ぐらいからのコーナー「週間映画時評 ムービーウォッチメン」これだけでも相当な熱量です。今劇場公開されている映画から宇多丸がガチャで決めた1本を1時間マッハのスピードで語り倒すってコーナーなんですが、驚くことに、このコーナーのみにスポンサーがつくほどの名物ものとなっています。ちなみに昨日取り上げた映画は「エージェント・ライアン」で微妙だったとの事。来週は「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」アカデミー賞後一発目、面白い演説が聴けるかもですよ。

⑤TBSラジオ 菊地成孔の粋な夜電波
(毎週日曜日 19:00 – 19:57)
・これはTBSラジオなんですけど、ちょっとFMっぽいというか。
菊地成孔が好きなおしゃれ女子のニーズに、菊地さんが嫌な顔せずに答えてあげているというのが裏コンセプトでしょうか。勿論ジャズミュージシャンなんで音楽の選曲や菊地さんの膨大な知識を垣間見える番組です。僕はその中でも恒例の「ロイホ(レストランチェーンのロイヤルホスト)話」が大好きです。ファミレスのドリンクバー混ぜて「浸透圧がさ」とかいう大人になるのが僕の夢だったりしますので。

ここにはあげませんでしたが、AKB含めて48グループはかなりのラジオレギュラー(オールナイトニッポン含め)持っているのでそれはチェックしてますし、不定期の文化系トークラジオ Lifeなんかも面白いです。今日の山下達郎のサンデーソングブックは「ひなまつり ガール・グループ、ガール・サウンド特集」と題して、裏では大滝詠一が好きだったガール・グループ、ガール・サウンド特集だったと後半に達郎さんが恥ずかしそうにカミングアウトして、「大滝さんってのはこういうやり方が好きな人です。今褒めてもらいました」なんて粋な話が聴けました。

今はスマホでラジオが手軽に聴けますし、僕は東海ラジオのSKEの番組も無理やり生で聴いてます。具体的にどうとは言えませんが、全国どこへいてもローカルラジオも含め聴ける豊かな時代です。

僕も好きなラジオのことでした。

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