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もし、完璧な文章が存在するとしたら、
それは相反する対立する概念を矛盾なく内包するものでなければならないと僕は考えている。

もちろん、それは本来文章だけの問題ではない。
思想やライフスタイル・仕事の片付け方など、あらゆるものごとにおいて、相反する対立する概念をいかに調整するのかということが根源的な課題にあるのだと思う。

例をあげて考えると、たとえばテクノロジー企業のApple社は人々を混乱に陥れるような複雑なテクノロジーを、ユーザー・インターフェイスやライフスタイルなどヒューマンな視点からデザインすることで、クオリティの高い商品を開発し続けている。
彼らの場合で考えると、相対立する概念はテクノロジーとヒューマンであり、それらがコンフリクトする部分を乗り越えて、新たな発想を導き出すことで人々の賞賛を受けているのだ。

 

文章の話に戻ると、相反する対立する概念とはなんだろうか。

例えば、具体的な文章と抽象的な文章、即物的な文章と観念的な文章。
現実的なものと空想的なもの、理性的なものと感情的なもの、悲劇的なものと喜劇的なもの、
個人的なものと社会的なもの、創造的なものと破壊的なもの、空間的なものと歴史的なもの。

明るいものや暗いものがあり、人を啓発するものや惑わせるものがあり、15歳の春のような心くすぐるものもあれば、どうしようもない二日酔いで便器に顔を突っ込んで嘔吐しているようなうんざりした気分になるような文章もある。
それぞれがみんな違ってみんな良いとか安易なことは言えないが、色々なものが存在するということは確かだ。
無数の相対立する概念が、無数の関係性で存在している。
そうすると、すべてを1つの評価軸で考えるということはできないということになるだろう。
いつだって何だって、多元的に考えるという必要があるように思う。

もう一度確認しておきたい。

もし、完璧な文章が存在するとしたら問いについては、次の2つの項目が該当するだろう。
・ それは相反する対立する概念を矛盾なく内包するものである
・ それはあらゆる可能性で無数に存在しうる

 

ところで、僕にとって完璧だと思える文章は、実は世の中に無数に存在している。
そうゆうものを見ると、なぜだろうとてもわくわくしてイメージが膨らんでいく感覚がある。

良いと思ったものはみんなに伝えたくなる。
『Wikipedia』のシンセサイザーの項目について。

 

シンセサイザーの発明は、「ある時 誰かが 世界で初めて何かを発明し、その成果が後に世界中に広がった」という出来事ではない。100年以上にわたる電子楽器の歴史の中で、多くの人々が試行錯誤を繰り返し、時としてほぼ同じものがあちこちで再発明されながら、技術の蓄積と概念の洗練が進み、途中、戦争による停滞や技術者の世代交代を挟んで、1960年代以降マイクロ・エレクトロニクスと共に急速な発展を遂げて、現在の形になった。

出発点は19世紀末に遡る。最初に登場したのは発電機や電話を応用したシステムで (Music Telegraph(1876))、次に有線音楽配信を狙った巨大システムが構築された (テルハーモニウム(1897)、重量200トン)。20世紀初頭、真空管が発明されラジオやトーキーの実用化研究が本格化すると、ラジオ技術 を応用した楽器 (テルミン(1917-1919))や、トーキー技術 を応用したサンプラーの祖先(Optophonic piano (1916-1924)) が登場した。遅くとも1920年代初頭には楽器用低周波オシレータが登場し、それをリボンコントローラや鍵盤で演奏する電子楽器が登場した (トラウトニウム(1929)、オンドマルトノ(第2世代, 1928))。これらの楽器は後の改良の結果、現在ではシンセの祖先と見なされているが、登場当時は非常にシンプルでシンセサイザーと呼べる物ではなかった。

1930年代にはシンセサイザーの基本要素が出揃い (フィルタ/エンベロープ/加算合成/ポリフォニック)、初期のシンセサイザー時代が開幕した (ノヴァコード(1937))。ただし当時のフィルターは、パッシヴ回路が主流でその効果は緩やかなため (6dB/oct.)、1970年代アナログ・シンセのように強力な音作りの手段にはならず、むしろ他の合成方式や発音方式 、(倍音加算合成や副倍音加算合成、生楽器の発音機構を使う電気楽器等) の音色調整として補助的に使われる事が多かった。この時期に登場した、ミニモーグのような機能と外観を持つ楽器(コンサート・トラウトニウム(1936)、ミクスチュア・トラウトニウム(1952))もその一例である。

ポリフォニック楽器の分野では、当初はトーンホイール(英語版)方式や ピックアップ方式が有力で、特に倍音加算合成をトーンホイールで実現したハモンド・オルガン (1934)は一大勢力となり、この分野で40年以上勢力を維持した。電子楽器では「分周回路」と「フィルターによる減算合成」を組合せた新しい楽器が登場し (ノヴァコード (1937))、これ以降多くの電子オルガンが同方式をベースとした倍音加算合成を提供した。ただし当時のオルガンの多くが採用した全鍵発音方式は、当時の実装技術では規模が巨大化しがちなため、個々の音響合成回路はごくシンプルに抑えられ、音色表現能力は限定された。

そこで高度な表現力を要するリード演奏専用に、単音で小型の電子鍵盤楽器 (Solovox(1940)他) が登場した。これは オルガンやピアノの鍵盤近くに設置して合奏する小型楽器で、その演奏スタイルは後に、電子オルガンのソロ鍵盤や、電子オルガン上に置くプリセット・シンセに発展した。

このほか同時期、1939年ニューヨーク・ワールドフェアでヴォコーダ(1928年通信用途で実験開始)や鍵盤演奏型のスピーチシンセサイザー(Voder)が一般公開された [1]。しかし同年勃発した第二次世界大戦により各国は戦時体制へ移行し、ヴォコーダは軍の暗号通信装置(SIGSALY)に利用され、アメリカの電子楽器開発者は爆撃誘導装置やレーダーの開発に駆り出され、ドイツの電子楽器研究拠点ハインリッヒ・ヘルツ研究所では、職場のユダヤ人排斥に反対した教授が職を追われ、そうして世界の電子楽器開発は停止した。

1945年に戦争が終わると、ドイツの電子音楽スタジオが即座に活動を再開し、またドイツで実用化されたテープレコーダを使って音を切り貼りするミュージック・コンクレートがフランスに登場し、現代音楽という新しいキーワードの元、電子楽器が息吹を吹き返した。

1950年前後、軍事技術だったコンピュータが世界に広がると共に、コンピュータ音楽が登場した。当初は曲の自動演奏が試みられ、次に高い計算能力を生かして確率的作曲や音響合成に応用された。1957年マックス・マシューズのMUSICプログラムは、ディジタル音源とソフトウェア音源の元祖と認識されており、後にその上でFM合成を含む多くの研究開発がなされた。同じ1957年には「シンセサイザー」という名を初めて使ったコンピュータ用音源「RCAマークIIサウンドシンセサイザー」も登場している。その基本構成は現在のアナログ・シンセサイザーとほとんど同じで、出力される音は初期のアナログDTM音源のクオリティに到達していた。

1952-1958年、音楽家レイモンド・スコットが開発した「クラヴィヴォックス」は、鍵盤の他にR.A.Moog社のテルミンを流用したコントローラを装備し、後には電圧制御式シーケンサも追加された。後にモーグは、クラヴィヴォックスの回路や音が 60年代のモーグ・シンセサイザーとよく似ていたと語っている。

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