劇場で見逃したので、レンタル。
トマスピンチョンのことはよく知らない。何年か前にフジロックに行った時、友人がピンチョンの本を持参しており、(野外ロックフェスに本!)
テントの雨漏りでピンチョンが本として機能しなくなったのを覚えている。
まさにインヒアレント・ヴァイス。(潜在的な欠陥)
映画について、結局内容はよく分からない。
恐らくもう一度見ても、人物関係が少し整理されるくらいで理解度は変わらないだろう。
インヒアレント・ヴァイスの意味を何処に見出すか。
アメリカという国か、この映画自体か、それとも観ているこちら側か。
複雑で難解な映画では無い。
ポール・トーマス・アンダーソンは分からないことが良く分かっている。
映像の質感、リズム、センスとナンセンス、70年代の音楽、まさかのジョアンナ・ニューサムまで楽しめた。
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