『かもめのジョナサン』を読む。

『かもめのジョナサン』を読んだ。 きっかけは、ふとしたことだ。YouTubeでミュージック・ビデオを流していると、ある動画が再生された。 それは1970年代をイメージした映像だった。 そこには時代を象徴するシンボルが映されていた。 フォークソング、喫茶店、コーヒー、ナポリタン、かもめのジョナサン。 『かもめのジョナサン』は、1970年代に世界的に大ヒットした小説だ。特に、ヒッピー文化に影響を与え、後にニュー・エイジやオカルティックな精神世界や自己啓発にも影響を与えた。 有名なところでは、オウム真理教の信者であった村井幹部は、「かもめのジョナサン」の心境になって出家をしたといわれている。 たしかに『かもめのジョナサン』は宗教的な要素のある作品だ。 しかし、思えば、それは宗教よりもその少し前の若者に影響を与えた『あしたのジョー』に似ている。 ジョーは燃え尽きた。真っ白な灰になるまで。そんじょそこらの不完全燃焼ではなく、真っ白に燃え尽きた。 「われわれは、“あしたのジョー”である。」 赤軍派(あしたのジョー)から、オウム(かもめのジョナサン)へという時代の流れが予見されていたのかもしれない。...

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