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『メアリと魔法の花』を見てきた。
正直に言って、出来に関しては、期待に応えるものではなかった。
ただ裏を返せば、これからのポノック作品は上がる一方だという長いスパンでの期待を考えれば問題ないように思う。

論点は2つ。
一つ、子供向けであること。二つ、ポノック長編第一作目ということ。

設定上、核となるのは2日の話で100分の映画で50分ずつで2日を描くというのが単純計算。
詳しく計った訳ではないが、割と正直にそういう分割だったと感じた。
だから特に前半が説明的で間延びした印象になる。
画で世界観を提示するという命題が前半にあったなら子供向けとしては仕方ないと言えるが主人公の精神年齢が幼かったり登場人物が少ないことも、ストーリーが単線的になった要因だと思う。
とはいえ、ここも分かりやすさを重視しているという目的があってのことなら今後改善は見込めるだろう。

2点目のポノックでの1作目というのは、これを米林監督の3作目という捉え方をしてしまうと、まるで駄作のような感じが増してしまうということ。
ジブリ作品の「アリエッティ」「マーニー」と「メアリ」は分けて考えるべきだろう。
現段階でジブリとの対比は酷だ。同じ監督が作ってもジブリという屋台骨があるかないかでここまで出来に差が生まれるという衝撃はあるが、ポストジブリを目指す新しい作り手たちの初めての作品として、今後も期待するというスタンスが重要だろう。

次は少し大人を意識した作品ができれば、米林監督の直接的なメッセージが感じられればどんどん面白くなっていくのではないかと思う。
改めて、宮崎アニメの政治性・社会性の高さには驚かされました。

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