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『ふたりのキャンバス』を観る。
それは毎年のように、あるいは風物詩のように、なぜか8月にあるNHKの戦争テーマのドラマ。
被爆者の体験を聞きながらそれを1年がかりで絵にする女子高生の話。
戦争の記憶を若い世代が引き継ぐことが描かれるのだろうと思っていたが、そう単純ではなかった。
軸となるのは主人公と友人・主人公と被爆者の方との関係にある。

次第に距離が近づいていく2人の学校生活と並行して、被爆者の方とのやり取りも進んでいく。
主人公を取り巻くこの二つの関係が行きつく結論は他人の事や昔の事は分からないということである。
しかし、だからこそ、自分でしっかり考えないといけないし、そこから導き出された答えがあればそれで十分なのだ。

下書きや絵の具で描いていく過程を追い、主人公が1年を掛けてようやく完成させた絵は最後に見切れるような形で一瞬しか映らない。
それを見に来た被爆者の方はきっぱりと「記憶とは違う」と言う。ただ、続けて「あんたの絵がええ」と褒める。そこに自分で考え導き出した答えがあったからだろう。

主人公が描いた絵を受け手に最後まで見せなかったのは、あなたもあなたの力で描いて下さいというメッセージだろう。
そこに大仰な責任や理解は必要ないのかもしれない。守りたいと思える自分、向き合って出した答え、その姿勢の大切さに焦点が定まっていた。
あえて断言するとすれば、例年と変わらず、「小芝風花」最強説。


なんとか、今日、テレビドラマ博覧会に行けた。
年齢層も様々で、漏れ聞こえる会話から僕より格段に詳しい女子学生がいたりと面白かった。
展示を見ながらあの頃はという昔を懐かしむ会話も聞かれ、改めてテレビドラマは70年近く人々の生活に寄り添ってきたんだなと実感。
これからもドラマ好きでありたい

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