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『ごめん、愛してる』最終回。
凡庸ではあるものの韓国ドラマのリメイクだけあって、愛する人に愛してると言えない悲劇はつくれていたと思う。相手のことを思って涙する資格がないという母親の台詞の重み然り。
一方で、連ドラの限界も露呈した。

終わり方としては、長瀬のタイトル台詞、吉岡里帆の泣き崩れる姿、長瀬が波打ち際を去っていく、タイトルバックドーンしかない。これは最近の映画にも多いラストタイトルバックの手法を取り入れたシーンなのに、1年後というしょうもない後付けとともに心臓移植が行われたことを説明しちゃう。

あれを説明しないと苦情が来ちゃうという配慮なんだろうけど、ドラマで伝えたかったメッセージより視聴者からの苦情を避ける説明が優先されてしまうことにげんなりした。
この残念な終わり方で一番損したのは吉岡里帆だと思う。

ヒロインの資質において常に及第点より少し下でパッとせず力を持て余していた吉岡がタイトルの台詞を受け崩れ落ちるところで見事に花開いたのに、その後を付け足しのせいでこのドラマは彼女が微笑みながら歩いていくシーンで終わる。正直、あれじゃ全く残らない。

この物語は視点人物からしたら明らかな悲劇な訳で、でも一人称的にそれを描けないんだよね。韓国ドラマがどういうつくりだったかは見てないので分からないけど、最後の最後まで律の視点からの物語を貫いて欲しかった。律が死ぬ時が物語の終わりであって欲しかった。

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