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10月期のドラマが始まってしまっていた。

『奥様は、取り扱い注意』

初回で最も重要な物語の設定説明がかなり雑。あまりにも都合よく裏社会から足洗って、結婚して、仲のいいご近所さんが出来てという展開をこのままスルーする訳もなく、ラスボスは夫の西島でほぼ決まりだろう。

ご近所さんの夫婦関係が物語を通底するストーリーになり、そこに並行して奥様がダメ男を1話完結で退治していく単純明快な勧善懲悪ストーリーなのだろう。金城一紀脚本なので初回もだけど内容はそれなりに期待を持たせてくれる。主婦業とワンダーウーマン業の妙なバランスに惹かれた部分はあった。

『わろてんか』初週


朝ドラ特有、ヒロイン幼少期からの生い立ちを説明するはじめの1週間がどうも面白く見れない。ただ、ラストで葵わかなが登場し予告での個性豊かな顔ぶれを見られたことで期待もある。
葵わかなが思った以上に顔が濃くて驚いた。
広瀬アリスを近くに置いたのもその関係かな。

『恋する香港』初回

今日始まった「刑事ゆがみ」が倉光泰子脚本というのは知ったいたので、こっちもかと驚いた。はっきりとは分からないが恐らくオリジナル。
途中までテレ東の真似事のようなフェイクドキュメンタリースタイルなんだけど、ラスト付近で冒頭のカットに繫がりそこから物語が動き出す。

ドラマ内ドキュメンタリーのアイドル密着という題材と最上もがというチョイス、AD馬場ふみかの本音と建て前の混ざり合いなど、不思議なバランス。そこに突如小池栄子が絡んできて、香港を舞台にアバンチュール的な方向になるのか。倉光脚本の恋愛要素がこの微妙な世界観とどうマッチするのか楽しみ。

『刑事ゆがみ』初回

面白い。刑事バディものは突き抜けないと面白くないという定説に引っ張られ設定やキャラに無理が出て興ざめするというパターンも多いが、今回の二人(浅野忠信・神木隆之介)は妙な作り込みもなくバランス良く物語の中にいる。

最近のゴールデンの民放ドラマでは珍しい余計なところをどんどんそぎ落としていくマイナスの手法で作られている作品。
脇役の稲森いずみと山本美月の好演も光っている。山本美月は一瞬ドラゴンタトゥーの時のルーニ・マーラを彷彿とさせる。あと初回ゲストの杉咲花が凄い上手くてビビった。

夜行観覧車から4年も経つと考えれば変化期間としてはそれほど驚くことではないのかもしれないが、それでも異彩を放っていた。
その杉咲との偶然の再開から度々恋愛演出に突入する滑稽さや違和感、事件の犯人の動機と顔つき、痴漢をテーマにオチまで用意するあたりにシンプルながら質の高さを感じた。

『新宿セブン』初回

よくある裏社会ものなんだけど、出来がいい。テーマの扱い方やコスパを考えると、NHKとかWOWに匹敵する。
モテキあたりから深夜ドラマを引っ張り続けてきたテレ東だけど、実は今年のドラマ24/ドラマ25は間違いなく当たり年。テレ東深夜ドラマを再評価したい。

『セトウツミ』


悪くはないんだけど、映画の池松・菅田を見てると物足りなさを感じる。あの二人にあった静の迫力、まだ高杉・葉山ペアには難しい。例えば通学帰りの駄弁りのように物凄くミクロな世界を掬った物語だから、スベりそうはOKでもスベってると視聴者に一瞬でも意識させたらアウト。

映画と同じように二人の出会いを描く前に時系列を替え、息の合った駄弁り(フォーマット)から始まるんだけど、一番重要なそこでのやりとりのインパクトがなかった。あれは人に見られる駄弁りつまり長尺の漫才な訳で、ボケは脚本の良し悪しで演じる当人の力量はそれ程要らないのかなと思うけど、ツッコミはタイミングや声のトーンなど工夫が必要になってくる。つまり、内海があの空間をコントロールしているというシチュエーションで、池松と高杉の差なのかなと思う部分はある。
ヒロイン、映画の中条の物語とはあまりに不釣り合いな圧倒的な美も良かったが、清原果耶の陰性も引けを取らない。

『先に生まれただけの僕』初回


日テレを代表する次屋・水田の二人と福田靖の脚本がどうなるのかと期待していた一作。結論から言うと、思った以上に無難に落ち着いた印象。
現段階では、ここは笑うべきなのかと首を傾げる部分や上辺の社会派的な印象もあり評価が難しい。

主演の櫻井翔の影響力も大きい。
あの主人公から連想するのはZEROの時の櫻井くんで、本当に申し訳ないけどあの番組の櫻井くんの上手く立ち回ろうとする面白みに欠ける感がもろにドラマに反映されている感があった。
そういった意味ではリアルではあるんだけど、そことテーマの整合性が欠けているテーマとしては外部から見た学校での諸問題を起点に、大人が子供に果たすべき真の責任を問う話であり、どうしても校長の影響が大きいドラマになるので、これから櫻井くんがどう撮られていくかが鍵。
蒼井優・木南晴夏・森川葵・多部未華子・井川遥と、女優は「監獄のお姫様」と張れる豪華さ。

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