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「デザインフェスタvol.46」を訪れる。
日本人はシステマティックな抽象化された理論的思考のようなものが不得手とされているけれど、ある種の手芸や工芸のような領域では強さを発揮するような感じがあった。

近年のあいだに、オブジェクトという現代思想の潮流が話題になったけれど、これはある種の汎神論的な日本的精神にも接近するところがある。
モノに何かがあるという感じかた。
そのようなモノへの愛着、モノとの関係というものがデザフェスにはあった。

日本人の世界観は西洋のような創造主が構築した世界ではなく、生きた世界がまずありそれら細部に精神が宿っているという考え方だ。
それが人とモノとの関係を可能にする。

デザフェスでは一方で工芸品・手芸品のような細部まで丁寧に作りこまれたものがあり、他方ではキャラクターやイラストが多く展示されていた。
キャラクターは、少女・動物・ロボット・奇怪なもの様々だ。

ある意味それらはなんらかのシンボルなのだろう。
不思議なのは僕らがキャラクターに愛着を持ち、ある場合には恋心さえ抱くということだ。
そして、そのような愛情が製作活動や収集へと人を駆り立てる。


日本人がやるべきは世阿弥的なあるいは東洋の武道や舞踊や茶道的な身体論を理論化して、またものづくりやキャラクター的な造形力を活かして、芸者ロボや電気羊をつくることなのかもしれない。

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