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TVドラマ評 2018年1月クール作品の紹介

TVドラマ評 2018年1月クール作品の紹介 Posted on 2018年1月19日Leave a comment

インフルが直撃した影響で1月ドラマの初回時期にぼーっとしたまま過ごしてしまった。
今期はテーマが比較的多岐にわたっており、ドラマごとの特徴が良く出ている。ただ、どこかで見たテーマや内容が多いのも事実。
丁寧につくるか見たことないものをつくることに注力できるかだと思う。

今のところ「anone」「アンナチュラル」「MASKMEN」「電影少女」「隣の家族は青く見える」が良い。

anone

「anone」の先が読めない(つまりストーリーがある)感じは最近の坂元作品では異例。このままぐだぐだになっていくことも充分あり得るが、要所のメッセージを逃したくないという楽しみ方ができる。

アンナチュラル

「アンナチュラル」は質の高い海外ドラマを目標にという記事を目にしたが、設定や構造は従来の日本の連ドラの域を出ているとは言えない。ただ初回に関して言えば、話を二転三転させ真実に辿り着くまでの息もつかせぬ展開は良かった。野木亜紀子の1話完結の謎解きが価値を持ったということなのだろう。

勿論、死因を解明するだけが主題ではなくそこに至るまでの死者の個性や社会的状況から社会派というポイントを加算するのだろうが、そうなってくると余計に日本の連ドラ的既視感に襲われる。例えば前年の「刑事ゆがみ」はその辺りがとてもうまかったゆえ、どこで独自性を出せるかは今後のポイント。

MASKMEN

「MASKMEN」はテレ東十八番のフェイクドキュメンタリーだけど、演者が変わるとこうもまたワクワクするのかと思わせてくれる。
斎藤工の生真面目さと表現者としての素養・野生爆弾くっきーの天性。
この組み合わせのスリリングさは容易にリアルとフェイクの境を消し去ってしまおうとしている。

電影少女

「電影少女」は撮り方が非常にスタイリッシュ。
原作の世界観が現代にブラッシュアップされていて、オーソドックスな展開ながら安心して見られた。初回ラストを含めて今後はオリジナルの展開になっていくようで、原作知らない人間として楽しく見れたらと思う。

隣の家族は青く見える

「隣の家族は青く見える」は先ほどの初回をそれほど期待せず見ていたのだが、「妊活」というテーマに向き合った真摯なドラマだった。
子供に恵まれない夫婦という1点にフォーカスするのではなく、周囲にそれ以外問題を抱える人々を配置することで、複数の問題を均等に扱おうとする姿勢がいい。

個々の問題が重くならないよう工夫されているので説教臭さがなく(主題歌に一瞬あっとなったが)、一方で台詞のタイミングや言葉選びなどが問題を扱うために選び抜かれたものであるのは一目瞭然。
こういう丁寧さや切実さは昨今のドラマにおいては見逃されがちなので、個人的にはしっかり見届けたい。

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