NHKプレミアムドラマ『平成細雪』を見る。

昨日・今日とNHK総合で再放送されている『平成細雪』。
プレミアムでやってる時に見れず、先輩に良かったのでと焼いてもらったのを見たけど、とても良かった。特に脚本の蓬莱竜太がものすごく上手い。もともと、演劇畑の人でドラマをあまり書いていないみたいだけれど、この人にもっとドラマを描いて欲しいとおもわず思ってしまった。

タイトルの通り、ベースには谷崎の『細雪』があり、時代設定を平成に置き換えている。
平成4年、4姉妹が生まれた老舗企業の経営破たんの話から物語は始まり一見すると昭和のような世界観で物語は進行するが、バブル崩壊以降の数年間というのは否応なしに昭和の幻想を纏っていたはずで、年号が代わりバブルも崩壊したにも関わらず昭和という時代を捨てきれずにいる斜陽的な世界、そしてそこから平成という悲劇が始まる暗示こそが物語としてのメッセージなのだろう。

「そして1か月後、阪神淡路大震災が関西を襲いました。
 長い長い失われた時代の始まりです。」

ドラマのラストがこのようなナレーションで締められていたこともその証しとなる。

柄本佑演じた板倉を始め、各人物の描き方もとても丁寧だった。
4姉妹で言えば中村ゆりが特に良かった。
ズームインやズームアウトなどカメラワークも雰囲気があって良かった。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。