映画『バハールの涙』

『バハールの涙』を観てきた。凄かった。
世界のこういう実録ものを見るたびに自分の無知を痛感する。
作り手の伝えなければという責任感があまりに強すぎて、受け手の想像力を奪いかねない箇所がいくつかあったように思えるが、それでもあそこまで真正面からテーマを描いた力強さと勇敢さは他に換え難い

単に女性が自らの尊厳のために戦うという通り一辺倒なストーリーではなく、戦士の長となり戦うバハールとそれを間近で記録し続ける女性ジャーナリストの視点のバランスなどには計算が感じられ、物語の終わりに用意された残る(続く)戦士と還る(広く伝える)記者の信頼とそれぞれのその先を感じられた。

パターソンの時もいたく記憶に焼きついたけど、改めてゴルシフテ・ファラハニの神々しさに終始釘付けだった。
美しい彼女の砂埃で汚れた頬を伝う涙の跡を忘れてはならないと思った。


話は逸れるが、婚姻届を提出した当日に一人で映画館で映画を観た人間っているのだろうか。
極寒の小雨降りしきる中、晴れて結婚した。

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